2015年2月11日 | カテゴリ:ブログ , 玉田まゆ子のこころのお話
愛は医学を超える?
こんにちは、心理療法家の玉田まゆ子です。
岐阜県高山市のプライベートオフィスで愛犬と過ごしながらブログを書いています。
カウンセリングの中で、
「ご本人がこの病は治らないと思っている」ように感じる時があります。
「この病は治らない、なので私は治らない、私は良くならない」と決めているようにも感じます。
その時には訪ねてみます。
「もしかして、どこかで治らないと思っていませんか?」
それに対する答えは様々です。
例えば、
精神医学の本にこう書かれてあった。
「この病は親の人生のトラウマが連鎖していて子に受け継がれる」
なのでどうしようもない。
というような答えがよくあります。
それば随分前からそう思っていたとのこと。
昔の話なので当然詳細(や真偽のほど)は曖昧になっているようですが、
その部分だけはしっかり覚えているとのこと。
どうやらその時点で不健全な思い込みが出来上がってしまったようです。
しかも発端となった情報は曖昧なので信じるに価するのかも疑問です。
「それを信じたいですか?それはあなたの信じたいことですか?」と尋ねると
「本当は信じたくない」と
「では、それを信じるのをもうやめませんか?」と提案します。
しかし「医学」というところが強く思考を引き留めるようです。
そこで、
「確かに医学は素晴らしい。でもまだ完璧ではなくて常に発展・進化の途中でもあります。
なので、私は人間の素晴らしさや不思議さが医学をも超えると信じていますが、
いかがですか?」と尋ねてみました。
「そうですね、本当は私も深いところではそう思っているんだと思います。
でも、今まで自分の思いを信じることはできませんでした。
自分を信じることが難しかったんです。信じてやっぱりダメな結果だったら、
『ほらやっぱりダメだった』ってそう思うのが怖くて、それを避けていたんだと思います。
でも、信じたいので信じてみようと思います。」
私たちには信じたいことを信じる権利があります。
私は「愛は医学(学問)を超える」と信じています。
カウンセリングや催眠療法のご予約は玉田まゆ子まで。