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2015年2月10日 | カテゴリ:玉田まゆ子のこころのお話

感情も手放してもらいたがっている。

雪の日

 
こんばんは、心理療法家の玉田まゆ子です。
今夜も岐阜県高山市のプライベートオフィスで
静かに降り積もる雪を眺めながらブログを書いています。
 
日々私たちはたくさんのことを考え、感じています。
頭の中はきっと休むことなく常にめまぐるしく働いていることでしょう。
 
そんな中、時々またはよく浮かんできては、
あなたをうんざりさせたり、苦しめたりする感情はありませんか?
 
その時、あなたはどうしているでしょうか?
 
色んな思いが浮かぶことでしょう。
「ああ、またこんなこと考えちゃった。嫌だわ」とか
「こんなことを何度もくよくよ思い出している自分が情けない」とか
「ああ、私は成長していないし、変われない」とか
「そもそもこんな思いを作ったあの出来事やあの人さえいなければ」とか
「今はとりあえず、このことは考えないように蓋をしておこう」とか
 
おそらく多くの人は浮かんできた思いに対し、こんな風にしてしまうのではないでしょうか?
 
「否定し後悔し自分や他人を責め自分をだめだと思い蓋をする」
 
しかし、この流れだと何度も何度も同じ思いに苦しむことになります。
ちなみに「あのことは蓋をしておこう」という考えは
一時的に緩和されたように感じますが、
「あのこと」は蓋つきで存在し続け、エネルギー漏れを起こし続けます。
例えば「象のことは考えちゃだめ」と思うと
瞬時に「象のこと」をイメージしてしまうように。
「あのこと」も「あのこと」として意識し続けます。
 
では、どうすればいいのでしょうか?
 
嫌な感情が浮かんできた時に、
「否定し後悔し自分や他人を責め自分をだめだと思い蓋をする」のをやめて、
こんな風に解釈してみてください。
「ああ、感情も手放してもらいたがっている。出て行きたがっているんだな」
「いよいよ、この感情を手放す時がきたんだな。変化の時だ」
 
このように解釈を変えるだけでも新しい可能性が拡がっていくことでしょう。
手放す勇気が湧き、そのようにコンディションが整ってくることでしょう。
後はあなたが「手放すと決断」すればいいのです。
そう決めることがとても大切です。
感情が出て行くように深く細く息を吐くのもいいでしょう。
 
それでもなかなか難しい場合はプロのサポートが必要かも知れません。
どうぞ、お気軽にご相談くださいませ。
感情を解放するお手伝い致します。