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2015年4月3日 | カテゴリ:ブログ , 玉田まゆ子のこころのお話

ビリーフワーク後の身体的変化

こんばんは、心理療法家の玉田まゆ子です。
岐阜県高山市のプライベートオフィスにて
シナモンジンジャ―ティーを飲みながらブログを書いています。
 
あくしゅ
 
今夜のお話は「ビリーフワーク後の身体的変化」について
実はタイトルがなかなか決まらず、
思いのほか大袈裟で真面目なタイトルになってしまいました。
 
ある日のカウンセリング。
(患者さまに掲載の許可をいただきました)
 
カウンセリングルームのゆったりした椅子に座って、
「よろしくお願いします」
挨拶を終えると、
開口一番、
 
「私、コア・ビリーフに気付いてしまったんです。
 自分でビリーフワークをやってみたんですが、
 上手くできなかったのでお願いします」
 
とのこと。
 
☆ビリーフワークとは?
サイモントン療法のプログラムの中にあるワークのひとつで
直訳すると信念の取り組みという意味。
一般的には認知行動療法、認知療法とも呼ばれています。
苦しい感情はその方の考え方(信念)からきています。
どんな考え方がその方を苦しめているのか?に向き合い、
その考え方がその方にとって健全か不健全かを確認し、
不健全であれば具体的に健全に書き換えて行きます。
 
私の経験から、
がんの患者さまはもちろん、
重度のアトピーやうつの患者さまなど治療中の
苦しい思いの対処にも
非常に有効なワークです。

 
Eさんとは既に数回に渡り
サイモントン療法カウンセリングをしており、
Eさんご自身でビリーフワークができるほど
スキルアップされています。
今回Eさんはコアビリーフに気付いたとのことで、
長年に渡る苦しい思いを生み出している
核となる不健全な思いが浮上してきたようです。
 
早速、ビリーフワークにに取り組みました。
核となる不健全な信念と向き合うことは、
たくさんのエネルギーを使い、
こころの痛みを伴います。
 
まず紙を一枚用意し、真ん中に線を引き、
左側に不健全信念を簡潔に5つほど書き出していきます。
 
私はEさんと向き合いながら、
Eさんの細くて白い美しい指がより一層白くなり、
細かに震えていることに気付いていました。
 
こころの痛みのスケールはマックスです。
ビリーフワークの手順を経て
(また別の機会にくわしくお話しますね)
左側の不健全な信念に対し右側には健全信念を書き出していきます。
 
約20分程のビリーフワークを終え、
健全信念を育むトレーニング方法を再度伝え、
他にも色んな話をし、
カウンセリングを終了しました。
 
Eさんとのカウンセリングの時はいつも
帰り際に握手をします。
 
Eさんが
「先生、いつも冷たい手が温かいんです!」とおっしゃいました。
握手をすると、いつもは氷のように冷たい手が美しい薔薇色を帯びて、
温かくなっていました。
Eさん曰く、
「ビリーフワーク終了後から変化が現れた」とのこと。
 
心理的変化が身体的変化を引き起こしたということです。
きっとEさんのこころにもからだにも大きな影響があったのでしょう。
 
お互いに嬉しくなり、
いつもより長くしっかりと握手しました。
 
このEさんのケースの他にも、
ビリーフワーク後、
○身体的痛みが緩和された。
○過度の緊張状態から解放され、萎縮して上がっていた肩が下がった。
○血行が良くなり全身が温かくなった。
○呼吸が楽になった。
○かゆみやほてりが軽減した。

などなど
それを意図してワークをした訳ではない場合も
様々な変化を患者さまからお聴きします。
 
こころとからだの相関関係を実感する時、
なぜこんなに感動するのでしょう?
それはきっと
自分の本質に気付く瞬間だからなのかもしれません。

 
 
玉田まゆ子のカウンセリング、セラピーの提供先は以下の通りです。
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・カウンセリング&セラピー Precious(ぷれしゃす)(岐阜県高山市)
090-7686-5810(サイモントン療法カウンセリング・催眠療法・認知療法・イメージ療法)
 
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小西統合医療内科  (大阪市北区中津)
06-6147-3280(サイモントン療法カウンセリング)
*2015年4月の提供日は13~14(月火)です。