玉田まゆ子公式サイト

2015年3月9日 | カテゴリ:カウンセリングのご感想 , ブログ

カウンセリングのご感想004「病気恐怖症の呪縛を解いて」

こんにちは、心理療法家の玉田まゆ子です。
昨日は入院患者さまたちと「森遊び」で
岐阜県高山市の丹生川ダムの近くに行き、
楢や檜の間伐材からバードハウスやバードコールを作りました。
まだまだ雪深くとっても寒かったけど、楽しく素敵な時間でした。
 
今日はカウンセリングのご感想を紹介いたします。
 
月の蟹
 
カウンセリングのご感想 TKさま
 
とても身近で、病とは無縁だと思えるような人が病にかかりました。
 
過去にも、若くして同じ病で命を落とした人がいることもあり、
毎日その事実が頭を離れず、 恐怖心でいっぱいになってしまいました。
 
ナースのように気丈で居られる余裕が全くなく
本人の気持ちを想像して怖くなりました。
自分に置き換えても考えました。
 
そんな精神状態で、私の体調も極度に崩れました。
精神面ではうつ病・パニック障害になりました。
 
その人の病にも、自分自身の健康に対しても
すっかり『病恐怖症』になったのです。
 
でもその人の前では、普段通りに振る舞いました。
実際は本当にいっぱいいっぱいでした。
 
そしてその人は亡くなりました。
 
尋常で居られないほど辛く、心療内科に行きましたが、
じっくり話を聞かず 、ただお薬をくれるだで余計に不安感が募り、
結局、お薬には本当に辛いときしか頼りませんでした。
 
薬ではなく 根本的な心のケアが必要だと感じていたとき
玉田まゆ子先生に出会いました
 
あいにく私は遠方住まいで 定期的に通えませんが
それでも帰省の際はサロンを訪れ 徐々に心が楽になるのを感じました。
 
しかししつこくトラウマになった心の闇…いまだ夢にその人が現れ…
 
夢で『今度会おう』と誘われますが 会うのが怖い気持ちになり
私は『そうだね…』と曖昧な返事をします。
するとその心情が見透かされ
『そう…(会いたくないんでしょ)分かったよ』と言われて目が覚めるのです。
 
これは、その人が生きていたとき、
私は自分の出来る限りで 見守ったつもりだったけど
実際はちゃんと見守れたのか?
私の弱い心を見透かして 失望して亡くなったのではないか?
という思いで 何度も見ているんだと、自分でも分かっていました。
 
夢は最近でも見るので、思いきって電話カウンセリングを受けました。
 
上記のことをお話すると
まゆ子先生は『あなたはそのとき最善を尽くしました。
本人は本人の限界を越える事はできません。あなたは充分なことをしましたよ。
自分は自分なりにベストを尽くしたんだと褒めたたえましょう』
とおっしゃってくれました。
 
 
…そうだ 私はあのとき 本当に自分のやれるだけのことをして
限界を越えてしまった。
私は私なりのその時点でのベストを尽くしたんだ…

 
そう心から思えたことで、自分を許すことができました。
その人に対する私の気持ちが楽になりました。

 
夢を見続けることに関しても
『もうその思いを持ってる必要はない、という気付きへの促し』
というありがたいお言葉を頂きました。
 
本当にまゆ子先生のお言葉によって、
心の塊がなだれのように崩れ落ちていくような感覚でした。
 
あれ以来、おかげさまで夢を見ていません。
 
なにぶんこんな私なので
3歩進んで2歩下がるようなこともあるかも知れませんが
でも今回のことを胸に、前へと進みたいです。
ありがとうございました。
 
病への恐怖心…これもだいぶ良くなっていますが
今後も心晴れるまで向き合いたいと思うので
またどうぞよろしくお願いします。
 
 
 
TKさま、感想文をありがとうございました。
 
今までの色々なことを一つひとつ思い出しながら、
それを勇気を持って文章にしてくださったのかと思うと胸が熱くなりました。
 
辛くて苦しくて不安な気持ちから、こんなに大きな変化を起こされて、
そしてそれを今、自分の眼でしっかりと見つめておられます。
素晴らしい取り組みです。
 
県外在住ということで、
頻繁にお会いできるわけではありませんが、
心理療法を有効に活用してくださいました。
これからもサポートが必要な時はお声をかけて下さいね。
 
玉田まゆ子