玉田まゆ子公式サイト

2018年10月2日 | カテゴリ:ブログ , 玉田まゆ子のぷれしゃすな日々

「そばかす」はいつ、そしてなぜ消えたのか?

心理療法家の玉田まゆ子です。
今、TVで再放送のドラマ『BOSS』を放映しています。
主演は天海祐希さんで、私の大好きな女優さんです。
共演者たちも好きな俳優さんたちばかり。
私にとっては何度でも観たい至福のドラマです。
 

 
さて、先日、姉と電話で話していた時に、
「そばかす、いつ消えたん?」と聞かれた。
 
そういえば、子供の頃からあったあのご立派なそばかす、いつ消えたのか?
わからない。覚えていない。忘れてた。
 
小学生の時はそばかすがトレードマークのようになっていた。
頬から鼻の上を通って反対の頬まで、帯状にそばかすがあった。
 
母はもっとそばかすが多かった。(父と姉にはなかった)
祖母にもあったと聞いていたので、
「これは遺伝で避けらない」と子供ながらに絶望しつつ信じ込んでいた。
 
姉は「(姉と私が)同居してるときはまだあったよ」と言う。
姉と同居していたのは、20代後半までだったと記憶している。
その頃の私は、最初に就職した会社に5年勤務後、
化粧品メーカーでエステティシャンの仕事をしていた。
もちろん、皮膚・そばかすに対する大きなコンプレックスが動機になっている。
エステティックを学ぶときに、
皮膚理論・香粧品学・大脳生理学なども学んだ。
この経験は現在の仕事にも影響を与えていると思う。
 
皮膚や美について学びながら気付いたことは、
私の考え方を全く逆方向に変えた。
「人の美しさや価値は皮膚一枚で決まるものではない」ということだ。

 
エステティックサロンには様々な動機でお客様が来店された。
その中で特に私に印象的だったのはVIPコースを選ぶ、
年上の綺麗な女性たちであった。
 
VIPコースを選ぶ顧客たちは、特に美に積極的である方々とも言えると思う。
そして、
「人の美しさや価値は皮膚一枚で決まるものではない」ということをよく知っていた。
皮膚の状態に囚われてはいなかった。
囚われていない状態、つまり、不安や心配からではなく、
それを超えて、夢や希望から美に向き合っていた。

 
姉の問いに対し、
『エステティックの仕事をして、
「人の美しさや価値は皮膚一枚で決まるものではない」
ということに気付いたからだと思う』と答えた。

 
姉は、
「そんなスピリチュアルな答えださんとって!」
「結局はこころのことやったんか!」とつっこんで心地よく笑った。
 
姉の質問がなければ、
自分の中でこの答えはクリアにならなかったかもしれない。
でも、私は本当に「そばかす」が消えたのは、
「人の美しさや価値は皮膚一枚で決まるものではない」
それに気づくことができ、
「私の中の囚われが消えた」からだと思う。