玉田まゆ子公式サイト

2015年2月9日 | カテゴリ:玉田まゆ子のヒトトナリ

研修生として初めて参加したサイモントン療法ベーシックプログラム

エクシブ伊豆①
 
こんばんは。心理療法家の玉田まゆ子です。
岐阜県高山市のプライベートオフィスでブログを書いています。
 
私が初めて研修生としてサイモントン療法ベーシックプログラムに参加したのは2007年5月のことでした。
既に高山市のナチュラルクリニック21でカウンセラーとして勤務しており、職場の看護師さんと参加しました。
プログラムは月曜日のお昼過ぎから土曜日のお昼まで6日間に渡って行われます。
 
参加者は患者さま、サポーター(患者さまのご家族など)とインターンと呼ばれる研修生です。
研修生は、医師・看護師、カウンセラー、セラピスト、医療・介護・教育従事者、その他です。
 
場所は「エクシブ伊豆」。とても心地よいリゾートホテルです。
お食事もおいしく、ベジタリアンやミートレスなどあらかじめリクエストしておけるので患者さまにも安心です。
 
私の住む飛騨地方とは違い、まぶしくて暖かい伊豆の太陽と心地よい海風に感動しました。
 
プログラムでは、求めていた情報がたくさん提供されており、
何よりその場のエネルギーがとても心地よく感動しました。
参加者の方々から学ぶことも多く、特に患者さまからは、
「人はどのような状況からでも、より良くなるために変化を起こすことができる」ということを教えていただきました。
とりわけ、がんや死に対するイメージに関しては私が今まで抱いていたイメージとは違ったので、
理論的には理解しつつも私は心底そう思えるのか?と正直疑問がありましたが、
患者さまの「がんになっていなければ人生で真に大切なことは学べなかった」とか
「がんになって良かった」という言葉や患者さまの健康や人生に取り組む姿勢の変化から、
学んだことが腑に落ちていく体験をしました。
この経験は私自身がセラピストとして迷いなく前進するための、この上なく強い後押しとなりました。
 
サイモントン療法の「人を癒すためにはまず自分自身が癒されていること」という立場の取り方は私自身に大きな変化をもたらしました。
人間関係がとても楽になり、これまでの大切な人間関係はさらに芝らしいものになりました。
とかく自己卑下をしてしまいがちな私でしたが、今では自分自身に優しくなり、何より自分自身との関係が良い方向に進んでいます。
 
カール・サイモントン博士の言葉をよく思い出します。
時を経て、特にカウンセリングの現場において、
ますますその意味するところが深く理解できるようになり、今でもどんどん学びが熟成されています。
また、今でもカール・サイモントン博士のサポートは続いていることを強く感じます。
カール・サイモントン博士はあたたかく深く強さを持ち備え、
そしてユーモアにあふれたチャーミングなドクターでした。
 
この研修生として初めて参加したサイモントン療法ベーシックプログラムは、
私の人生を心地よい方向へと導いてくれました。
生涯の友にも出会いました。
私の人生が大きく変わった6日間でした。

エクシブ伊豆②