2018年4月2日 | カテゴリ:ブログ , 玉田まゆ子のこころのお話
青い鳥
こんにちは、心理療法家の玉田まゆ子です。
3月は有難いことにいつもよりも忙しく、
遊びも含め、タイトなスケジュールにしたところ、
年度末の最後の日に頭痛と共に目覚め、
大変な一日になりました。
寝不足&花粉&満月のトリプルパンチ!
まさしく、久しぶりの瀕死の白鳥状態。←良いように言う!
この経験を引き続き、これからに活かします!
メーテルリンクの『青い鳥』はお読みになりましたか?
あらすじ(いずみ書房より)
「病気のむすめのために、青い鳥をさがしてきておくれ。
青い鳥さえあれば、あの子はしあわせになれるのだからね」
クリスマスの前の晩、貧しい木こりの息子チルチルと妹のミチルは、
魔法使いのおばあさんにたのまれ、
犬やネコのほか、光の精や水の精などのふしぎなお供をつれて、
夢の中の世界へ青い鳥をさがしにでかけます。
しかし、思い出の国へ行っても、幸福の国へ行っても、
未来の国へ行っても青い鳥はみつかりません。
やっと青い鳥をつかまえたと思うと、すぐ色がかわってしまいます。
やがて、朝になり、ふたりは目をさましました。
するとどうでしょう、青い鳥は、木こり小屋の鳥かごの中にいるではありませんか。
ほんとうの青い鳥(しあわせ)は、すぐそばの、自分たちの生活のなかにあったのです。
私は子供の頃に読みましたが、
大人になった今、
もう一度読みたい本です。
心理の学びを経て、
もっともっと面白い解釈になると思うのです。
人は答えを自分の外に求めがちですが、
実は答えは既に自分の中にあり、
答えを求めているようで
答えに向き合うプロセスを求めているとも言えます。
また、答えに向き合うプロセスは、
人によってしっくりくるものが違いますし、
同じ人でもタイミングによって
しっくりくるものが違います。
癒え方は人それぞれで、
癒え方はそのタイミングによって違うとも言えます。
そのために多種多様なセラピーがあるのかもしれません。
しかし、結局はその人自身の中に答えがあるのです。
セラピストはそのナビゲーター役です。
私も自分自身に答えを求めます。
もちろん「プロセス」も活用します。
自分自身に答えを求め、
自分の中の青い鳥をイメージし、
自分が青い鳥だと感じる時があります。
そして、答え以外のことも、
あなたの中に。
時に忘れてしまうけれど、
素晴らしいもの・美しいもの・優しいものも、
あなたの中に。
忘れても大丈夫。
また思い出しましょう。