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2017年8月6日 | カテゴリ:ブログ , 玉田まゆ子のぷれしゃすな日々

ボルト選手のラストラン、100m決勝を見逃して

こんにちは、心理療法家の玉田まゆ子です。
今日8月6日、被爆72年の8:15
広島に向けて、世界に向けて、自分の心の中へも黙祷を捧げました。
 
さて、昨夜は
世界陸上・ウサイン・ボルト選手の男子100m決勝を
オンタイムで観たい!とがんばりましたが、眠気に勝てず撃沈。
 
結果はテレビのニュースで、銅メダルと知りました。
いつもかっこいいボルト選手にたくさんの感動をもらってきました。
 

 
2013年報道番組『NEWS23』のボルト選手と桐生選手の対談で
ボルト選手は「速く走るためには、速く走ろうと思わないことだ」という持論を展開。
深くそして愛のこもった言葉にもハートを持っていかれました。
 
 
スピードを保てばいいのに、さらにスピードを上げようとしている。
大事なことは、トップスピードに乗ったらフォームを保ち、スピードを維持することだ。
多くの選手は、トップスピードから、さらに速くなろうとする。
それでは、速度にテクニックが追いつかず、逆に遅くなってしまう。
トップスピードに乗ったら、それ以上は速くならない。
だからといって「その記録を超えよう」と焦ってはいけない。
速く走ることばかり考えて、逆に遅くなる選手はたくさんいる。
速く走ろうなんて考えるな。「自分の走りをすることだけ」を考えたほうがいい。
 
私にとって走ることは楽しみであり情熱だ。
大勢の観客の前で走ることは、私にエネルギーをくれる。
好きなことをやっていられる、こんな素晴らしいことはない。
 
最後に1つ、いいかい。日本の陸上界にいいたい。
桐生にあまりプレッシャーをかけないでほしい。
いいか、桐生。自分のために走れ。それが国のためになればいい。
まずは『自分のために走る』。そして『楽しむ』。
それが日本のためになるんだ。決して国のためだけに走ってはだめだ。

 
 
私は実際にも比喩的にもトップスピードに乗った経験・感覚すらありませんが、
その時にはたして「それを味わい委ねる」感覚になれるかな?と考えてしまいました。
「足りていない」という感覚と常にともに在ると、
「もっともっと」とあがいてしまうような気がしました。
ま、想像しかできないのですが。
 
『自分のために走る』。そして『楽しむ』。
この言葉もいいですね。
しみじみと希望を感じました。
ボルト選手、かっこいい!